私には、Wifiとかの無線による接続に関するほとんど知識がほとんどない。こんな人間が無線LANを使うのは危険であることは置いておくとして、IO DATAから発売されているWN-G150TRWを使ってみた。
○総評
動けばそれなり(VPNを通してくれるのはありがたい)だが、出荷時の設定では動かず、色々悩む羽目に……。私の環境と知識では、動くように設定するまでに時間がかかった。
説明書は1枚紙が2つで、内容は乏しく不親切。これだけでは解決のしようがなく、IO DATAのサイトを度々参考にせざるをえなかった。マニュアルの貧弱さの例を1つ挙げるならば、ブラウザで設定画面を起こして設定をすると書いてあっても、そのアドレスが記載されていないというものである。
後述するように、ウェブサイトのQ&Aで示されている解決法の説明にも首をかしげたくなるような記載があり、全般に説明がひどすぎる。したがって、ネットワーク周りに自信がない方は、別の会社のものを使った方が変なトラブルを起こす危険性が低くなるのではないかと思う。
どこの会社の説明書が丁寧かは知らないが、どこも似たようなレベルとするならば、業界全体としての問題と思います。
○教訓
0)事前のテストを
当たり前のことと言われてしまえばそれまでですが、出張先等々の「実戦」で使う前に、確実にネットにぶら下がれる環境のあるところでテストをすることを強くお薦めする。
上記のとおり、説明書が貧弱であるため、IO DATAのサイトに載っている記事をそれなりに参考しないと、うまくいかないときにはどうしようもないと思われるので。
もっとも、自宅等々では何もせずにうまくいって、出先でハマってしまうと、最悪ですが……。
1)出荷時の設定でうまくいかなかったら、アクセスポイントモードに切り替える
切り替え方はhttp://www.iodata.jp/support/qanda/answer/s17693.htmを参照。
アクセスポイントモードに切り替えると、設定画面の出し方が変わる点に注意(後述)。
2)Mac OSの場合、何だかよくわからなくなったら、「ネットワーク診断」の指示に従う
○自分用のメモとしてのサポート情報
0)IO DATAのサイトにおけるこの機種のサポート情報のトップページ
http://www.iodata.jp/lib/product/w/3987.htm
1)説明書も少しだけ改訂されている
手許の「かんたんセットアップガイド」の改訂版が、IO DATAのサイト(http://www.iodata.jp/lib/product/w/3987.htm)から手に入る。
説明書のバージョンが表ページの左上(タイトルである「かんたんセットアップガイド」の上)に書かれていて、この記事を書いている時点での最新版はM-MANU201035-02とある。
2)ファームウェアのアップデートが出た
この記事を書いている時点での最新バージョンは1.03(2012年04月24日公開)で、http://www.iodata.jp/lib/product/w/3987.htmから入手可能。
3)設定画面に入るためのパスワードを設定(説明書には、出荷時の設定パスワードすら書かれていない……)すると、次に入るときにはユーザー名の入力が求められる。
ユーザー名の入力にどう対応するかは、こういうところには書けないので、メーカーのサポートに問い合わせを。
※土日もサポート窓口を開けてくれているので、利用しない手はありません。
4)アクセスポイントモードに切り替えると、設定画面に辿り着けない
・アクセスポイントモードに切り替えると、設定画面を表示させるアドレスが変わる(http://www.iodata.jp/support/qanda/answer/s17638.htmを参照)
・アドレスを変えても出ないことがある(私は出なかった……)。その場合は、http://www.iodata.jp/support/qanda/answer/s17694.htmを参考に(するが、それに従わずに)以下の作業をする。
i. 計算機に割り当てられたグローバルIPをプライベートアドレスに強制的に切り替える
ii. その後、プライベートアドレスで書かれた設定画面にアクセスする
iii. 必要な設定をする
以下、このQ&Aに関するコメント
Q&Aのやり方では、設定画面を表示するためのIPアドレスを書き換えるように書いてある。例として挙げられているアドレスがプライベートアドレスなので、プライベートアドレスの場合には例のとおり書き込んでも多分大丈夫なのだろうが、割り当てられているのがグローバルIPアドレスの場合であっても、最後の数字を201にしろ、という風にもとれる。しかし、グローバルIPを勝手に割り当てるなどということは許されないだろう。
また、出先のホテルなどで使うのが前提だったら、ホテルが変われば、使えるIPアドレスが変わるのが普通なのだから、変なアドレスが入っていたら、かえってまずいのでは? ホテルが変わるたびに設定のし直しが求められるのも面倒すぎる。
あと、作業の最終段階で、計算機に割り当てられたグローバルIPも記載し直すように書いてあるが、最近はDHCPが多いので、勝手に手で変えたら、IPアドレスがかち合う危険性があり、むしろ戻してはいけないと思う。IPアドレスが二重に割り当てられてしまうことを防ぐため、そもそもDHCP環境下では、手でアドレスを書き換えるというようなことはできないようになっているのかもしれないが。
というわけで、よくわからずにこの説明どおりに作業すると別の問題が生じかねないと考えられ、私個人はこの手順書には問題が多いと思われる。
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